攻城団が全国のお城の入城者数(観光客数)の最新調査結果を発表

各位
プレスリリース

攻城団が全国のお城の入城者数(観光客数)の最新調査結果を発表
――過去最高とインバウンドの好調さと対照に日本人観光客は伸び悩みも――

2025年6月26日
攻城団合同会社

 日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社(代表:河野武)は、全国186城の管理事務所や自治体、観光協会の協力を得て、毎年恒例となっている全国のお城の入城者数を調査しました。
 トップ3には大阪城(大阪府大阪市)、名古屋城(愛知県名古屋市)、二条城(京都府京都市)が選ばれています。

 今回の調査で判明したお城のうち、前年比でプラスになっているのは半数強(56.2%)で、前回が約7割(68.3%)がプラスだったことを踏まえると、入城者数の伸びが少し鈍化したと言えるかもしれません。
 ランキング上位のお城は能登半島地震で被害のあった金沢城公園(石川県金沢市)以外は伸びており、その背景にはインバウンド(訪日外国人観光客)の増加が影響しています。名古屋城は28.1%、姫路城は35.8%、江戸城(=皇居東御苑、東京都千代田区)は56.9%といずれも過去最高を記録した一方で、名古屋城と姫路城はいずれも日本人観光客は前年割れとなっています(江戸城は微増)。
 この傾向が今後も続くのか引き続き注視していくつもりです。

 なお全国のお城には入城チケットが必要な有料の場所と、城址公園として整備されており無料で見学できる場所があります。攻城団では公平を期すため、有料施設のみに限定したランキングと、城址公園や山城を含むすべてのお城を対象にしたランキングのふたつを発表しており、後者では金沢城や江戸城などがランクインしています。

 また前回の調査から有料施設においてはチケットを購入した有料入城者数、また外国人観光客数についても尋ねており、今回も多くの施設から回答いただきました。
 今後も攻城団では本調査を継続するとともに、全国各地のお城が取り組んだ施策やメディアでの露出状況などを多角的に分析して、どうすれば地域の観光振興に貢献できるかを考えて提案していく所存です。

 より詳細なレポートは下記にあります。

「攻城団」とは

「攻城団」は2014年4月6日にオープンした日本最大級のお城情報サイト。月間100万PV、40万人以上の訪問者を誇る。「日本の魅力を、再発見すること」をテーマに、初心者にもわかりやすいお城情報と、お城めぐりをライフワークとして楽しむためのサービスを提供する。参加型コミュニティとしても、約6千人の登録者が投稿した、87万回をこえる訪問記録、37万枚をこえる写真が訪問先選びに役立つとして高く支持されている。
また姫路城を舞台にしたフォトコンテストの開催や、熊本城復興のためのチャリティ企画の実施、御城印ガイドブック「全国 御城印 大図鑑」の出版や東美濃のお城を対象にしたスタンプラリーの実施など、ネット以外の活動も積極的におこなっている。

日本の城を観光資源に

「観光立国」が叫ばれ各地でさまざまな取り組みが行われる中、我々は「日本の城は最強の観光資源になる」と考えています。
また全国の城をただ訪問するだけではなく、その土地々々にまつわる歴史を学ぶことの楽しさを共有し、お城めぐりそのものをライフワークとして一生楽しめる趣味にできるよう、コンテンツや機能を充実させております。
攻城団では、周辺の城をひとまとめにした観光圏形成の支援のほか、「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズム(*)の実践を通じて、地域活性化や文化観光の振興に取り組んでまいります。

コンテクスト・ツーリズム

コンテクスト・ツーリズムとは、複数の観光スポットをある文脈(コンテクスト)で繋ぐことで、ストーリー性のある旅をすること。たとえば「織田信長、上洛の軌跡」や「築城名人・黒田官兵衛が築いた城」のように、一貫性のあるテーマで複数の観光地を巡ることを意味します。
コンテクスト・ツーリズムの可能性は、観光産業の活性化に繋がる「旅行のきっかけづくり」が何通りも実現できる点にあり、周辺自治体など各地域が連携しやすくなる点も挙げられます。
コンテクスト・ツーリズムとは

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