攻城団編集部 
各位
プレスリリース
攻城団が「マンガでわかる滝山城」を制作
2021年7月9日
攻城団合同会社
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社（代表：河野武）は、このたび八王子市の依頼を受け、北条氏照が城主をつとめ、今年築城500周年を迎えた滝山城を紹介するマンガを制作しました。
本日より八王子市のサイトで配信されております（後日攻城団のサイト内でも掲載いたします）。また7月1日より市内の観光案内所等で無料配布される予定です。
滝山城築城500年記念事業のひとつとして制作されたこのマンガの原作は多くの歴史本を手掛けてきた榎本事務所に依頼し、作画は色s（カラーズ）氏が担当しています。攻城団は編集としてストーリー作りのサポートやコラムのテーマ選びを担当しました。
今回は八王子市の意向もあり、過去に制作してきた「マンガでわかる」シリーズと異なり、現代人（地元の小中学生を想定）がタイムスリップするストーリーになっております。
またこのマンガは八王子市立学校へ通うすべての小中学生がタブレット端末で閲覧できるようになるそうで、地元の歴史を伝承していくことに携われたことを大変光栄に思います。
攻城団では今後もさまざまなコンテンツを企画制作することで、全国各地の地域振興に取り組んでまいります。
八王子市観光課 田丸様のコメント
滝山城は、本年2021年に築城から500年の節目を迎えました。これを受け、八王子市では地元の町会・自治体や関係団体の方々と連携しながら、「滝山城築城500年記念事業」を推進中です。
その一環として、この度、攻城団様のご協力のもと、滝山城の歴史や魅力を解説した「マンガでわかる滝山城」を作成しました。遡れば、昨今のコロナ禍により、イベントや催事の開催が難しいといったビハインドを抱えたなかでの記念事業の推進に担当者として頭を悩ませていた時、攻城団様の歴史マンガ制作事業と出会いました。「これは絶対にいいPRコンテンツになるぞ！」と確信したと同時に一筋の光が差し込んできたような感覚になったことを今でも覚えています。
短い制作期間でしたが、こちらの要望に沿って適確に作業を進めていただいたおかげで、無事に予定通りマンガが完成し、夏休みを迎える前の八王子市内の小中学校の子どもたちへ届けることができました。
マンガを読んでくれた子どもたちからは、「いつも遊んでいた滝山城にこんな歴史があるなんて知らなかった」、「歴史はあまり得意ではないのですが、このマンガは読み易くて、昔のことが良くわかりました」など、早速嬉しい感想をいただいております。
このマンガをきっかけに、子どもたちをはじめ多くの方が滝山城に興味を持ってくれることを期待してやみません。そして、コロナ禍が収束した際には、マンガを片手に滝山城へぜひお越しください。
榎本事務所 榎本様のコメント
今回、漫画原作作成のために滝山城について調べてみたのですが、非常に考え抜かれた構造で大変驚きました。
その感動を原作に込めてみたつもりですが、いかがでしょうか。この漫画を読んで、一人でも多くの皆さんが滝山城に興味を持ってもらえれば幸いです。
色s様のコメント
滝山城や北条氏照について、知らないことばかりで私も勉強しながら楽しく描かせていただきました。
見どころも多く、滝山城の面白さが少しでも伝わっていたら嬉しいです。
昨今の情勢でなかなか出掛けにくいとは思いますが、私も是非一度行ってみたいなと思っております。
皆様にも是非、漫画と照らし合わせながら、城内を見て回って楽しんで頂けましたら嬉しいです。
冊子について
仕様：
A5サイズ、24ページ（うちマンガは16ページ）
発行日：
2021年6月30日 初版発行
原作・コラム：
榎本事務所
作画
色s
協力：
八王子市、八王子市教育委員会
企画・監修
滝山観光まちおこし実行委員会
編集・発行：
攻城団合同会社
攻城団の状況（6年間の歩み）
「攻城団」は日本の「城」をテーマにしたメディアで、2014年4月6日に正式オープンしました。日本全国にあるお城（城址含む）を検索できるだけでなく、自分がこれまでにめぐったお城の訪問記録を残すことができます。城好き・歴史好きの方が、生涯にわたって利用できるサイトを目指して運営しています。現時点で「団員」と呼んでいる登録メンバー数は約4200人（アクティブ）、約37万回をこえる訪問記録が残されています。また団員が投稿したお城の写真は約19万枚を数えています。現在も利用者数、PVは毎月伸びており、今後はさらに多くの「城好き」が集まるコミュニティに育てていきたいと考えています。
攻城団では「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズムの実践を通じ、お城めぐりをきっかけとした歴史観光集客支援を、自治体や観光協会、観光業のみなさまへ提供することで、地域経済活性化や文化観光の振興に取り組んでいます。
またコラムやマンガなどの読み物をはじめ、最近ブームになっている「御城印」情報をどこよりも詳しくまとめるなど、お城を楽しむためのコンテンツを充実させ、お城好き人口の拡大にも貢献しています。
日本の城を観光資源に
「観光立国」が叫ばれ各地でさまざまな取り組みが行われる中、攻城団合同会社は「日本の城は最強の観光資源になる」と考えています。
また全国の城をただ訪問するだけではなく、その土地々々にまつわる歴史を学ぶことの楽しさを共有し、お城めぐりそのものをライフワークとして一生楽しめる趣味にできるよう、コンテンツや機能を充実させております。
攻城団では、周辺の城をひとまとめにした観光圏形成の支援のほか、「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズム（＊）の実践を通じて、地域活性化や文化観光の振興に取り組んでまいります。
さらに、いずれは海外版を提供することで、訪日外国人数の増加にも貢献できると考えています。
コンテクスト・ツーリズム
コンテクスト・ツーリズムとは、複数の観光スポットをある文脈（コンテクスト）で繋ぐことで、ストーリー性のある旅をすること。たとえば「織田信長、上洛の軌跡」や「築城名人・黒田官兵衛が築いた城」のように、一貫性のあるテーマで複数の観光地を巡ることを意味します。
コンテクスト・ツーリズムの可能性は、観光産業の活性化に繋がる「旅行のきっかけづくり」が何通りも実現できる点にあり、周辺自治体など各地域が連携しやすくなる点も挙げられます。
コンテクスト・ツーリズムとは