各位
プレスリリース
攻城団が種里城のオリジナル御城印帳を製作
2020年10月7日
攻城団合同会社
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社(代表:河野武)は、このたび青森県鰺ヶ沢町の依頼を受け、津軽藩発祥の地として知られる国史跡・種里城のオリジナル御城印帳を製作しました。
本日より、530冊限定で販売開始となります。
御城印とは、近年お城好きたちの間でブームになっているご当地グッズで、御朱印に見立てたハガキ大サイズのカード(登城証明書)のことです。攻城団の調査によれば、現在は全国約400か所のお城で販売されています。
鰺ヶ沢町でも2019年から種里城の御城印を販売しており、周辺の南部氏にゆかりのある自治体とともに連携企画「南部お城めぐり」を開催し御城印ブームを盛り上げてこられました。また今年は大浦氏初代・光信の入部530年でもあり、その記念事業の一環として種里城のオリジナル御城印帳を手がけられたことは大変光栄です。
今回製作した種里城オリジナル御城印帳のカバーには、切り絵イラストを印刷し、さらに「種里城」の文字と大浦家の家紋「蔓花菱(つるはなびし)」を金色で箔押しした、力強さと豪華さを兼ね備えたデザインとなっています。また中身となるポケット部分についても市販されている御城印帳よりもポケットの幅を広げたワイドサイズとなっておりますので、現在入手可能な御城印のほぼすべてが収納できます。
攻城団では全国の御城印リストを公開するなど、現在の御城印ブームを支えてきましたが、今後はこのブームを地域振興につなげていくために御城印帳などのグッズの製作支援にも取り組んでまいります。
鰺ヶ沢町役場 中田様のコメント
津軽藩始祖・大浦光信公の種里城入部530年を記念した御城印帳が完成しました。
表紙の箔押しは、種里城址碑の文字と光信公の「蔓花菱紋」。さらに疾駆する馬上の光信公の切り絵は、1990年の光信公入部500年祭の時に制作されたものです。裏には光信公を始祖と仰ぐ津軽家14代義孝様(常陸宮妃華子様の実父)が揮毫された「津軽藩発祥之地」の題字と津軽家の「杏葉牡丹紋」を配しました。古風な和紙の質感とともに、光信公入部530年の記念にふさわしい歴史を感じさせる仕上がりとなっています。
今回は、入部530年にちなんで530冊限定での販売とさせていただきます。本州北端の津軽の地から、歴史的につながりのある青森県や岩手県の「お城めぐり」のお供としてもご活用いただけます。ご愛用いただければ幸いです。
商品について
商品名:
種里城ワイド御城印帳
販売開始日:
2020年10月7日(水)
販売場所:
2020年10月7日(水)のみ
日本海拠点館1階冬の広場(光信公入部530年記念行事会場)
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町舞戸町北禿181
令和2年10月8日(木)以降
光信公の館(10月8日と31日までの金・土・日開館)
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町種里町大柳90
価格:
2500円(税込)
商品仕様:
42ページ(ジャバラ式)
本文サイズ 幅 133mm × 高さ 181mm
ポケット内寸 幅 121mm × 高さ 163mm
表紙 和紙に箔押し加工
攻城団の状況(6年間の歩み)
「攻城団」は日本の「城」をテーマにしたメディアで、2014年4月6日に正式オープンしました。日本全国にあるお城(城址含む)を検索できるだけでなく、自分がこれまでにめぐったお城の訪問記録を残すことができます。城好き・歴史好きの方が、生涯にわたって利用できるサイトを目指して運営しています。現時点で「団員」と呼んでいる登録メンバー数は約4200人(アクティブ)、約37万回をこえる訪問記録が残されています。また団員が投稿したお城の写真は約19万枚を数えています。現在も利用者数、PVは毎月伸びており、今後はさらに多くの「城好き」が集まるコミュニティに育てていきたいと考えています。
攻城団では「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズムの実践を通じ、お城めぐりをきっかけとした歴史観光集客支援を、自治体や観光協会、観光業のみなさまへ提供することで、地域経済活性化や文化観光の振興に取り組んでいます。
またコラムやマンガなどの読み物をはじめ、最近ブームになっている「御城印」情報をどこよりも詳しくまとめるなど、お城を楽しむためのコンテンツを充実させ、お城好き人口の拡大にも貢献しています。
日本の城を観光資源に
「観光立国」が叫ばれ各地でさまざまな取り組みが行われる中、攻城団合同会社は「日本の城は最強の観光資源になる」と考えています。
また全国の城をただ訪問するだけではなく、その土地々々にまつわる歴史を学ぶことの楽しさを共有し、お城めぐりそのものをライフワークとして一生楽しめる趣味にできるよう、コンテンツや機能を充実させております。
攻城団では、周辺の城をひとまとめにした観光圏形成の支援のほか、「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズム(*)の実践を通じて、地域活性化や文化観光の振興に取り組んでまいります。
さらに、いずれは海外版を提供することで、訪日外国人数の増加にも貢献できると考えています。
コンテクスト・ツーリズム
コンテクスト・ツーリズムとは、複数の観光スポットをある文脈(コンテクスト)で繋ぐことで、ストーリー性のある旅をすること。たとえば「織田信長、上洛の軌跡」や「築城名人・黒田官兵衛が築いた城」のように、一貫性のあるテーマで複数の観光地を巡ることを意味します。
コンテクスト・ツーリズムの可能性は、観光産業の活性化に繋がる「旅行のきっかけづくり」が何通りも実現できる点にあり、周辺自治体など各地域が連携しやすくなる点も挙げられます。
コンテクスト・ツーリズムとは