いま「観光」について勉強しています

こんにちは、瀧田です。
現在、攻城団では「着地型旅行(着地型観光、着地型ツアー)」の企画や募集を支援していきたいと考えていて、いっしょに企画運営できる地域の旅行代理店さんをさがしています。
(これをお読みの方で旅行会社・旅行代理店にお勤めの方がいらっしゃったらぜひご連絡ください!)

着地型旅行とは

まず「着地型旅行」についてですが、現地(観光客からみれば着地点)で企画販売されているツアー(旅行商品)のことです。

従来のツアーは都市部で集合して、みんなで現地に向かうものでした。これを「発地型旅行」や「発地型旅行商品」と呼んでいました。たとえば「東京発沖縄3泊4日ツアー」みたいなのですね。
ただしこの場合も「ホエールウォッチング」のようなオプショナルツアーは旅行者を受け入れる地域(観光地側=着地側)で企画販売されるため、いままでも「着地型旅行(着地型旅行商品)」は存在していました。

だんだんと旅行のスタイルが変わってきて、移動手段や宿泊についてはネットで自分で手配するような人が多数を占めるようになると、ツアーのオプションではなく、オプショナルツアーそのものをメインの旅行商品として販売するという考え方が出てきたわけです。
旅行者も事前にいろいろ調べてくるので、その場所でしか味わえない特別な体験を求める傾向が強まってますしね。竹田城の雲海を見たい人があれだけ増えているのも、「自分の目で本物の雲海に浮かぶ石垣を見たい」と思うからでしょうし。

なので「着地型旅行」の特長としては

  • 参加者は現地集合・現地解散
  • 体験型プログラムが多い
  • 地域資源を活用したプログラムが多い

といったことがあげられます。
現地の最寄り駅に集合してバスで出発、夕方頃に現地解散するようなツアーなどが着地型観光と理解すれば、だいたいあっています。
(正確にはバスに乗るとか、乗らないとかで旅行業の許可が変わってきます)

ぼくらがこの「着地型旅行」に注目したのは以下のふたつの理由からです。

  1. 団員のみなさんといっしょにツアーにいくとしたら、現地集合・現地解散が現実的なこと
  2. 着地型旅行のほうが、現地をくわしく知ることができること

そもそもぼくと団長も七尾と京都という別々の場所に住んでいますし、いっしょにどこかにいきましょうとなってもけっきょくは現地集合・現地解散になっています。
それに全国に団員がいることを踏まえれば、わざわざどこかに集合して向かうこと自体が意味のないことで、最初から現地に集まったほうが誰にとっても便利ですよね。

それに、たとえば郷土史家や学芸員の方に城址を案内してもらうというようなツアーを企画した場合、なにも遠方の人だけじゃなく、地元の方だって参加したいと思うんです。
だから基本は現地集合・現地解散にしておいて、もし都内からの参加者が数十人見込めるとかそういった場合だけ別途往復(や宿泊)のオプションをつければよくて、従来のツアーが「移動+宿泊」がメインで、「現地観光」がオプションだとするなら、それを逆転させて「現地観光」をメインに、「移動+宿泊」をオプションにと考えました。
(まあこれはべつにぼくらだけが考えているわけではないと思いますが)

そんなわけで、いままさに「着地型旅行」の現状や課題などについて学んでいる真っ最中なので、ぼくらが知ったことを共有できればと考えています。
ネットや本で学んでいると、ほかにも「インバウンド観光」や「DMO」などいろんな用語が出てきますので、このへんは現場で実践されている方にもインタビューして、その内容をシェアしていきたいと思っています。
とくに「DMO」は攻城団のビジネスにも大きく関係しそうなので、自分たちになにができるかを意識しながら勉強していきます。

これからしばらくの間、観光業界の「いま」と「これから」についての連載コンテンツを更新していきますので楽しみにしていてくださいね。

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