各位
プレスリリース
攻城団が「城めぐり初心者の旅行先にオススメの全国お城ランキング」を発表
〜姫路城、松本城など全国の名城がランクイン〜
2019年4月6日
攻城団合同会社
日本全国の城好き・城めぐり愛好家が利用するサイト「攻城団」を運営する攻城団合同会社(代表:河野武)は、4月6日の「城の日」にあわせたサイトの5周年企画として「みんなのベストキャッスル〜城めぐり初心者の旅行先にオススメの全国お城ランキング〜」を発表しました。
サイトの利用者を対象に「これから城めぐりをはじめようと考えている身近な人(初心者)にオススメするなら」というテーマで投票を呼びかけたところ、606人の回答が集まりました。城好きであることはもちろん、じっさいに全国各地の城めぐりをされている方々の投票ですので、単なる知名度ランキングではなく現地を訪問したからこそわかる魅力度が反映されたランキングとなっております。
なお昨年までは単純に「ベスト3」を選ぶ方式を採用していましたが、姫路城が三連覇を達成したこともあり、今回はお城の立地による分類ごとにオススメを選ぶ方式に変更しています。そのためよりバラエティに富んだ、全国のお城がランクインすることになりました。
サイト内の結果発表ページには投票の際に寄せられた推薦コメントもあわせて掲載しております。熱のこもったメッセージばかりですのでご一読ください。
ランキングの詳細について、コメントいたします。
「平城・陣屋」部門の1位に選ばれたのは松本城(長野県)でした。単純なベスト3を選ぶとどうしても姫路城に次いでの2位となることが多い松本城ですが、今回は部門別ということもあり堂々の1位に選ばれました。平城はアクセスの良い観光地に多いこともあり、大阪城、二条城、名古屋城といったメジャーなお城が選ばれています。
つづいて「山城・平山城」部門では予想どおり姫路城が1位を獲得したものの、彦根城や備中松山城など国宝・現存天守が多数ある部門のため票が割れたのも事実です。奈良県の高取城、岐阜県の苗木城のように建物はないものの見事な石垣が残るお城も選ばれており、かつての竹田城のようなブームの到来を予感させます。
そして注目の「海城・湖城」部門は安土城が1位となりました。これまでの総合ランキングでも上位にランクインすることが多かったのですが、一般に「お城=天守」のイメージが強い中、安土城を訪問することで、いわゆる縄張り全体がお城だということを理解できたという方が多いようです。
今後も攻城団ではこのようなアンケートを企画しております。
さまざまな切り口で投票を募り、多種多様なお城の魅力に毎回ちがった角度からスポットをあて、日本各地のお城に出かけるきっかけづくりになることを期待しています。
今回のランキングがゴールデンウィークや夏休みなどの旅行先選びの参考になることを願っております。
攻城団の状況(5年間の歩み)
「攻城団」は日本の「城」をテーマにしたメディアで、2014年4月6日に正式オープンしました。日本全国にあるお城(城址含む)を検索できるだけでなく、自分がこれまでにめぐったお城の訪問記録を残すことができます。城好き・歴史好きの方が、生涯にわたって利用できるサイトを目指して運営しています。
現時点で「団員」と呼んでいる登録メンバー数は約3200人(アクティブ)、23万回をこえる訪問記録が残されています。また団員が投稿したお城の写真はすでに15万枚をこえています。現在も利用者数、PVは毎月伸びており、今後はさらに多くの「城好き」が集まるコミュニティに育てていきたいと考えています。
また攻城団では「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズムの実践を通じ、お城めぐりをきっかけとした歴史観光集客支援を、自治体や観光協会、観光業のみなさまへ提供することで、地域経済活性化や文化観光の振興に取り組んでいます。
日本の城を観光資源に
「観光立国」が叫ばれ各地でさまざまな取り組みが行われる中、攻城団合同会社は「日本の城は最強の観光資源になる」と考えています。
また全国の城をただ訪問するだけではなく、その土地々々にまつわる歴史を学ぶことの楽しさを共有し、お城めぐりそのものをライフワークとして一生楽しめる趣味にできるよう、コンテンツや機能を充実させております。
攻城団では、周辺の城をひとまとめにした観光圏形成の支援のほか、「城主となった武将つながり」など城にまつわるさまざまなストーリーを軸にしたコンテクスト・ツーリズム(*)の実践を通じて、地域活性化や文化観光の振興に取り組んでまいります。
さらに、いずれは海外版を提供することで、訪日外国人数の増加にも貢献できると考えています。
コンテクスト・ツーリズム
コンテクスト・ツーリズムとは、複数の観光スポットをある文脈(コンテクスト)で繋ぐことで、ストーリー性のある旅をすること。たとえば「織田信長、上洛の軌跡」や「築城名人・黒田官兵衛が築いた城」のように、一貫性のあるテーマで複数の観光地を巡ることを意味します。
コンテクスト・ツーリズムの可能性は、観光産業の活性化に繋がる「旅行のきっかけづくり」が何通りも実現できる点にあり、周辺自治体など各地域が連携しやすくなる点も挙げられます。
コンテクスト・ツーリズムとは